蘚類

日光のスギゴケ

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日光・湯滝の近くにある駐車場から小田代ヶ原を歩くときの楽しみのひとつが、コケや地衣類を見ることです。もちろん草木も見ますが、それ以外のものにもついつい目が行ってしまいます。


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コケを見て、すぐに何ゴケか判断できればいいのですが、まったく何だかわからずに無意味な観察をしながら歩きます。この無駄がハイキングを数倍楽しくしてくれます。「解答は得られないけど、問題(疑問)をたくさん持ち帰った」という変な充実感です。まぁ、クイズ本を日光書店で買ってきたって感じですね。


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この本の中にあった問題のひとつがスギゴケに関するもの。少なくともコスギゴケでないのはわかるのですが、解答は何スギゴケなのでしょう?


オオスギゴケでしょうか、ウマスギゴケでしょうか、スギゴケでしょうか?


素人にはスギゴケって意外にわからないものです。雰囲気的にはウマスギゴケのような気がするのですが…

(撮影:2011.6.17/日光市・小田代ヶ原)


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緑のひまわり

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中禅寺湖のほとり、男体山が迫力ある全貌を見せてくれる場所です。千手ヶ浜だったような気がしますが、正確な地名は覚えておりません。ここから菖蒲ヶ浜に向かう山道には美しい景色の場所があります。

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ここは海? と思わせるような場所です。こちらはトチノキの林がある砂浜。中禅寺湖の天然クーラーが効いていて、さわやかぁ〜


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この浜の近くに転がっていた倒木に美しいコケを見ました。まるで緑のひまわり畑。やや乾燥気味ですが、ケチョウチンゴケの群落でしょうか。自信ありませんけど、ケチョウチンゴケのような気がします。

(撮影:2011.6.21/日光市・中禅寺湖のほとり)


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いよいよ始まるコケ盆栽計画

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コケの盆栽を造ってみたい…と思ったのはもう何年も前のことです。長年の思いをやっと昨日、形にすることができました。出来上がったものは見るも無残な仕上がりですが、自分的には満足しています。


今回、山で採ってきたのはコスギゴケ、コホウオウゴケ、ホソバオキナゴケだと思います。コスギゴケとコホウオウゴケは土の上に生えていました。

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ホソバオキナゴケはご覧のように杉の根元に群生していました。


この根元から剥ぐわけにはいきませんよね。幸い伐採されて転がっている杉の丸太にも生えていたので、そちらを頂戴してきました。


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家にガラス容器があったので、八分目くらいまで砂利を入れ、その上にコケのついた樹皮ごと載せました。金魚鉢のような雰囲気が涼しげです。


食卓の上に置いて、食事をしながら鑑賞できるようにしました。しかし、かみさんはちょっと迷惑しているような感じ。でも、ま、いいか? これといった手入れや餌代も必要ないので、こけ盆栽は安上がりな趣味ですよ〜

(撮影:2011.5.21)

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エビゴケを見に行こう

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先日、山梨県の西沢渓谷に行ってきました。ここはコケ天国と言うか楽園と言うか、いろいろなコケや地衣類があって楽しいところです。


昨年、ここでたくさんのエビゴケを見ました。このコケはほかの渓谷や山のなかに生えていると思います。でも、私がエビゴケという名前を知ったのは西沢渓谷に生えていたものがきっかけなので、思い出深いコケなのであります。


今年もわんさか生えているのが見られると思ったら…


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おや? あまり元気がありません。


ちょうど生え変わりの時期なのでしょうか。くたびれた昨年の個体らしきものが残っています。

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所々で新しいコケが成長を始めていました。次に行ったら成長の具合を確かめてきたいと思います。


図鑑によれば、エビゴケ科エビゴケ属は一種しかありません。写真のエビゴケが日本に産する唯一の種のようです。


学名は以下の通りです。


●エビゴケ/Bryoxiphium norvegicum


(撮影:2011.5.11)

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水に濡れた絨毯

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ひたひたと水がしたたるような場所で見かけることが多いコケです。編んだ太い繊維が束になっているような印象。常々「何ゴケだろう?」と気になっていました。


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図鑑で調べてみたところ、タマゴケ科のカマサワゴケがとてもよく似ていました(個人的にはカマサワゴケに断定してしまっています)。わりと身近にあるコケではないでしょうか。水がちょろちょろと流れている場所の岩やコンクリートなどに群生していることが多いです。


(2011.4.29/つくば市)


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アイスクリームとコケ

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青空を背景にしたらとても映えるのがコケの緑。地面に生える種類だとうまくいきませんが、樹皮上に生えるものなら撮影が可能です。

このコケは樹皮の上がたいそう好きなようで、いたるところで見かけます。茨城県南部の雑木林にはいくらでも生えている種類ではないでしょうか。どちらかというとしわの多い樹皮上で見かけます。コナラやウメの樹皮上でひと塊になっていることが多いような気がします。

よく見かける種類なので、名前ぐらい覚えようと思い図鑑で探してみました。その結果、タチヒダゴケだろうと判断。

このコケを見るとあるものを思い出します。それがアイスクリーム。今はプラスチック製の容器で形が崩れないように守られている製品がほとんどですが、私が子どもの頃は違いました。薄いコーンのカップをかぶせられ、無造作に包装袋に入れられていたものです。私にとってタチヒダゴケは、子どもの頃食べた安っぽいアイスクリームの味を思い出させてくれる不思議なコケなのです。


(2011.2.13/土浦市)

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緑の霜

以前からスナゴケってどんなコケなのだろうと思っていました。

何となくイメージはするものの、それが本当のスナゴケなのかどうか確信が持てずにいました。

そんなある日、群馬県と長野県に出かけました。そのとき宿泊した宿の庭で、イメージしていたコケによく似たものを見つけたのです。

そうそう、私が持っていたスナゴケのイメージはこんな感じです。

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図鑑で調べてみると、スナゴケというコケは索引にありませんでした。今ごろそんなことに気づく自分にあきれかえってしまいました。それでも図鑑で探し続けていると、エゾスナゴケというコケがとても似ていることに気づきました。

エゾスナゴケはギボウシゴケ科・シモフリゴケ属の一種。学名はRacomitrium japonicumです。Racomitriumというのはシモフリゴケの仲間につけられる名前のようで、同じページのコケはみんな同一のラテン名(属名)になっていました。

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シモフリゴケとはなかなか素敵な名前です。この名の由来は知りませんが、湿った状態のものを見ると緑の霜が降りているような錯覚に陥ります。なぜかこのコケは群生するようで、ちょっとした緑の芝生状態の霜降りが見られるのです。

自分が人間でなく、もっと小さな存在になったと仮定してこのコケの近くに立つと、とても神秘的な情景が広がってきます。これが私にとって「コケってきれいだなぁ」と思う瞬間であります。

こんな恍惚感を与えてくれるコケは数種類ありますが、エゾスナゴケはその筆頭かもしれません。聞けば、苔庭に利用される代表的なコケだそうで、この姿を見れば理由がわかるような気がします。

芝生の庭もいいですが、スナゴケの庭も素晴らしいと思います。ちなみに私の家はジャリの庭です。ハァ〜


(2010.12.12/長野県中軽井沢町)

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コケには見えないコケ

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コウヤノマンネングサというコケのようです。草という呼び名がついているくらいだからコケには見えないということでしょう。まるで針葉樹の種子から発芽したばかりの若葉に思えてしまいます。

詳しくは別のブログに書いていますので、そちらをご覧下さい。

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樹皮の毛

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ミズナラの幹に太い髭が生えています。もっとたくさん生えていたらマフラーのように見えるかもしれません。


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このコケ、チャボスズゴケのような雰囲気です。詳しくは別のブログに書きましたので、そちらをご覧下さい。


(撮影:2010.10.4/栃木県日光市)

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そうか! コケとり爺さんだ

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コケを撮影しているとき、いつも別の人格になっている自分を感じてしまいます。

何者なのだろう? と考えた末にたどり着いたのが…

そうか!

「自分はコケとり爺さんだ」と思ったのでありました。


(2010.10.26/福島県矢祭町・滝川渓谷)

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